こんにちは。ダルネムーチョです。
「努力 やり方」などで調べて出てきた方法を試してみたけれど、全く効果が出なくて落ち込んでいたりしませんか?
これは私の主観ですが、一般的に言われている努力の方法の多くは、ある程度努力の才能・素質がある人間向けのものであると感じています。
私は自分で言うのもなんですが、物事の継続力が低く、努力が苦手なタイプです。
現在に至るまで様々な努力のやり方を試してきましたが、おそらくその情報を書いた人が想定していないところでつまずくことが多かったです。
そこで、努力できない側の人間である私が、努力する際に上手くいった方法、いかなかった方法について解説することで読者の皆様の参考になればと思います。
- 努力する方法を試したけど全然効かない人
- 自分は頑張れるタイプじゃないと思う人
- 楽に努力をする方法を知りたい人
実際に試して全く役に立たなかった方法6選
If-thenルールを使ってみる
概要
If-thenルールとは、「もし〇〇をしたら〇〇をする」というルールを決めるやり方です。
例えば、「ブログを書いて月1万円稼ぐ」という目標であれば、「朝起きたらパソコンを開く」「休み時間になったら次のブログのネタを考える」「土曜日の朝になったらブログのエディタを開く」といった感じ。
常に訪れる状況に行動を紐づけることで物事を習慣化しようという試みです。
行動が具体的であって、いつやるか明確になっていて、別の習慣とセットで行動するものだと習慣化しやすいらしく、If-thenルールはそれを利用したやり方なんですね。
試してみた結果
決めた通りにできません。忘れます。
忘れてなくても面倒くさくてやりません。
確かに、思惑通り習慣化できれば意志の力を使わなくても出来るので強いのでしょうが、習慣化にかかるまでの時間は1ヶ月~6ヶ月ほど。
それだけの期間、習慣化されていないことを意識的にやるには精神力、意志の力が必要不可欠です。
更に言えば、私にとって細かい空き時間はゲームや動画など娯楽のための時間です。
そこにタスクを設定するということは、「そのタスクは娯楽の敵である」ということを脳に植え付けることになります。
そうなるともうOUTです。
見るだけでも嫌になってきます。
個人的にこのやり方はある程度精神力や忍耐力のある人向けの方法ではないかと思ってます。
一緒に頑張る仲間を作る
概要
人間が他人に対して良い面を見せようとする傾向がある点を利用して、一緒に頑張る仲間を作ることで目標を達成しようという試みです。
同じ目標に向かって頑張る仲間を見て自分も頑張ろうと思えたり、辛い時はお互い励まし合うことで努力を続けやすくなるというわけですね。
試してみた結果
3日目くらいから義務感が勝り始め、1週間後にはアプリを消しました。
私は「みんチャレ」というスマホのアプリを使って試してみました。
見ず知らずの5人組を作って、努力の形跡を1日1回写真に撮ってトークルームに貼る形式です。
最初は物珍しさから多少楽しさもあったものの、そういったブーストが無くなってきたらもうひたすらに面倒くさい。
これは人によるのでしょうが、私は見ず知らずの人たちに対して、良い面を見せたいと思ったことは特にありませんでしたし、「頑張りましたね!」って言われても何ら嬉しくありませんでした。
思うに、このやり方は人がある程度好きな人のためのやり方だと思います。
私みたいに基本他人に興味のない人間には向いていませんでした。
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家族や友人に目標を宣言する
概要
家族や友人など、身近な人に目標を宣言することで絶対達成しないといけないというプレッシャーが生まれ、計画的に努力できるようになるだろうという試みです。
先程の「一緒に頑張る仲間を作る」の時と同じく、人間が他人に対して良い面を見せようとする傾向にあることを利用したやつですね。
試してみた結果
全くダメでした。
3日もせずにギブアップも普通にありました。
それでいて、身近な人たち相手だと反応を全く気にしないということもできず、目標が頓挫するたび「自分はなんてダメな人間なんだ…」と自己肯定感を下げる羽目に。
さらに、身近な人たちに対し「この人は物事を続けられない人間なんだな」というイメージを持たれ、親にはめちゃくちゃ心配されてしまったのです。
そういう風になるのが絶対嫌で頑張れる人もいるのでしょうが、何度か試してみて1回も達成できなかったのであれば、それ以上試すのはマジでオススメしません。
この方法を試している間、毎日のようにプレッシャーで胃がキリキリしてました。
最初にある程度まとまったお金を払う
概要
最初にある程度まとまったお金を払うことで、払ったお金のぶん元をとりたいという思考にさせ、物事を続けられるようにしようという試みです。
大体のものは、ある程度お金を出した方が品質が上がるので、最初にそれなりの対価を払うことで継続するのが快適になり、物事を続けやすくなるという側面もあります。
試してみた結果
マジで全く効果がありません。
私は今までにそれで十数万円ドブに捨てました。
物事を継続するための初期投資として、お金を払うことが必要であること自体は否定しません。
全くお金をかけずに物事を始めようとすると、通常よりも労力がかかり、やり方も制限されるため、そのせいで頑張るのが嫌になってしまうこともありえるからです。
ただ、失っても痛くない程度の金額にしておくべきです。
無理して高めのやつを買ったとしても飽きる時は3日もせずに飽きます。
そして、お金をドブに捨ててしまった後悔や「自分はなんてダメな人間なんだ…」と自己肯定感が下がる現象に苛まれるので、一度試してみて効果がなければ、初期投資は控えめにしておくべきです。
経験上、私みたいな頑張れないタイプの人間は努力に義務感が混じってきた時点でその物事を行うのが嫌になってきてしまうので、後戻りできない状況に自分を追い込むこと自体オススメしません。
そのお金の分、色々な分野の努力を試してみて自分に合った分野を見つける方が有意義です。
主人公が努力する漫画を読む
概要
主人公が努力する漫画を読むことで、自分も頑張ろうと奮起し努力できるようにしようという試みです。
大体、おすすめ漫画がセットで紹介されていたりします。
試してみた結果
全く効果がなかったです。
面白いなと思った漫画はそのまま読み続けたりしたので役に立たなかったわけではないですが。
漫画って結構読んでいる人が多いですし、それなりの確率で努力系主人公の物語だったり、何なら脇役に努力型の人間が出てきたりするので、自分がそういうのに感化されるタイプなのかどうかは既に分かっている人も多いと思います。
そもそも、このやり方でやる気が上がった人もほとんどは面白く読んでいたら結果的に上がったのであって、最初から自分のやる気を上げるために読んだケースは私の知る限り皆無です。
ただ、漫画の中には自分の今まで知らなかった分野を取り扱っているものも多いため、興味関心を広げるといった意味では色々な作品に触れてみるのはありかもしれません。
自己啓発本を読む
概要
自己啓発本とは、自分自身をより良くするためにどういう考えを持てばいいのか、どういうことをやればいいのかについて説明した本のことです。
様々な考え方について学ぶことで、自分自身の人生をより良いものにしていこうという試みですね。
試してみた結果
全く効果がなかったです。
主に図書館で読んでいたので正式な冊数は定かでないですが、30冊くらいは読んだと思います。
これは私の偏見ですが、自己啓発本というのは既に成功した人か、これから成功したい人が著者である確率が高いです。
成功するべくして成功する人は大体努力大好き、精神論や根性論も大好きな人が多いので、私たちみたいな元々頑張れないタイプの人間とは相性が悪いです。
また、言い方は悪いですが変な宗教ぽい内容というか、「今まで何もかも上手くいかなかった私」→「本の内容を実践したら人生バラ色!」といったような構文の本もなかにはあります。
そんな都合のいいことは当然ありません。
もちろん、読んできた自己啓発本の中には書籍として普通に面白かった、タメになった本もあり、努力する気になったかという観点を取り除けば、人生においてプラスになるようなことはあったりしました。
努力する気になるかどうかはさておき、新しい知見を得られるのは普通に有意義なので、自己啓発本に限らず、色々な本を読んでみること自体は普通にオススメします。
もちろん、気乗りしなければ無理する必要はないです。
実際に試して部分的に効果があった方法6選
目標を具体的に設定する
概要
目標に対する解像度を上げることで、目標を達成する意義や手段を明確にし、物事を継続しやすくしようという試みです。
具体的には、
- どうしてその目標を達成したいのか目的をハッキリさせる(例:ブログで稼ぎたい→人と関わらずに稼ぐ手段を見つけるため)
- 目標を立てる時になるべく具体的に設定する(例:ブログをたくさん書く→1ヶ月に2記事以上書く)
- 目標を達成するための具体的な手段を考える(例:空いている時間はなるべくブログ執筆につぎ込む
といった感じですね。
具体的に言語化してみることで、目標達成までに何をすればいいのかザックリと見えてくるのがメリットだと思います。
試してみた結果
途中までは効果がありました。
どうして目標を達成したいのか、目的を明確にすると、自分にとってより楽な方法が見つかったりしますし、立てる目標は数字を使った方がイメージしやすいです。
ただ、手段を考える段階になった時、具体的にいつのタイミングでやるって指定しだすと義務感が生まれ、せっかくのやる気も消えてしまいました。
私みたいに、元々頑張れない側の人間は義務感に弱い場合が多いです。
頑張りたいタイミングで頑張る、頑張りたくなくなった瞬間休憩をとるというのは、長期的に物事を継続するにあたってとても重要だと感じています。
なので、目標達成までにどんな手段が必要そうかを書き出すのは良いと思いますが、それを実行するタイミングまで決めようとするのはオススメしません。
特に慣れないうちは、気が向いた時にやるくらいでちょうど良いと思ってます。
目標を低めに設定してみる
概要
目標を低めに設定することで、その目標を達成するまでの道のりをイメージしやすくし、努力するモチベーションをあげようという試みです。
最終的な目標を変えたくないのであれば、その途中経過にあたる目標を設定することも有効です。例えば、最終的にブログで年100万稼ぐことが目標だとしたら、まずは月1万稼げるよう頑張ろうといった感じですね。
試してみた結果
役に立つとは思いますが重大な注意点があります。
それは目標を低くしすぎないことです。
(例:ブログで稼ぐ→毎日PCを1分開く)
目標を低くしすぎると、それが達成出来なかった場合自己肯定感が著しく下がります。
また、立てている目標が低すぎるということは脳も感じ取っているので、それを達成できても喜びの感情が湧きません。
楽しくないけど簡単=義務感に繋がりやすい
です。
頑張れない人間にとって、義務感は本当に敵です。
というより、義務感で頑張れるタイプの人間は、元々頑張れないタイプと自覚するようなことはほぼないでしょう。
あまりにも達成が非現実的な目標も良くないですが、低すぎる目標をたてるとそれはそれで精神衛生上良くないので、現状の実力でも達成できるけどそれなりに労力が要るくらいのラインを模索してみてください。
ちなみに私は、1週間に1記事以上投稿するのを目標にしています(守れるかはさておき…)
5分だけ頑張る
概要
人間には、その作業を一旦始めてしまうことでやる気ホルモンが分泌される「作業興奮」という機能があるらしいです。
それを利用して「5分だけ頑張る!」と脳を騙し、そのまま作業を続けてしまおうという試みですね。
気が乗らなければ本当に5分で辞めてしまっても構わないので、一見ハードルは低いです。
試してみた結果
効果はあります。
ただし、努力の内容が苦痛でなく、脳が娯楽をやりたがっている状況でない時に限ります。
学生の頃、苦手分野の英語や数学をこの手法でどうにかしようとしましたが、ものの見事に5分で辞めました。
そもそもが苦痛であることに耐えられるほど「作業興奮」とやらは強くないです。
なので、自分にとって楽な努力のやり方を見つけてからのライフハックになりますね。
また、ゲームや動画などの娯楽が辞められない時に使ってみれば良いのかなと思う人もいるでしょうが、数回試してダメだったらオススメしません。
私の場合、そのタスクのせいでまだやりたい娯楽を終了させると、「そのタスクは嫌なもの」と脳が結びつけてしまい、考えることも嫌になってしまいました。
娯楽をひと通り楽しんで、「そろそろやってもいいかな」と思ったタイミングで、5分ルールを適用させると思いのほか上手くいきます。
なので、このやり方を試す際は
- 努力の内容に著しい苦痛が伴わないこと
- 脳が別のことをやりたがっている状態でないこと
以上を満たすタイミングで使ってみてください。
報酬を用意する
概要
努力に報酬を用意することで努力に対するモチベーションを高め、努力を継続できるようにしようという試みですね。
例えば、1ヶ月間スクワットを続けられたらお気に入りの服を買う、ブログ記事を完成させられたら少し高めのアイスを食べるなど自分にとって魅力的なものを用意し、やる気を刺激する感じです。
試してみた結果
効果はあります。
ただし、その行動を起こさなければ報酬が物理的に手に入らない状況に限ります。
私はこの方法で自分に必要な外出をきちんと行えるようになりました。
「外出した際は必ず外食して良い」というルールを作ることで、「外出=美味しいものが食べられる」と脳が認識し、外出のハードルが下がったのです。
ただし、「1時間勉強したらゲームして良い」みたいな報酬は効果がありませんでした。
なぜなら、脳は勉強しなくてもゲームは出来ることを知っているので、わざわざ辛い工程を挟む必要がないからです。
同じ理由で家にあるちょっと高めのお菓子とか、ネット通販で買える良い感じの品物とかも効果がありません。
そもそも、条件を達成しなくてもいつもやってることだったりしますし…。
そのため、努力の内容自体に報酬が絡められそうであればぜひ絡めてみてほしいですが、そうでないなら無理する必要はないと思います。
わざわざ努力のご褒美に据えるようなこと、どうせご褒美にしなくたってやるはずなので、努力に絡められないようなら、好きに楽しんじゃえば良いのです。
精神力が回復して、間接的に努力の手助けになります。
ゲーム感覚で実行する
概要
努力をゲーム感覚で楽しめるように工夫することで、努力が苦しいものにならないようにしようという試みです。
ゲームが楽しいのは、レベルアップして強くなることで今まで倒せなかった強い敵を倒せるようになるというようなフィードバックがあるから、ということで実際に努力をゲーム化する類のアプリがあります。
やらなければいけないタスクを設定し、それを達成すると自分のキャラのステータスが上がって強い敵が倒せるようになるタイプのアプリです。
私の知る限り、「Habitica」と「LifeUp」がそれにあたります。
そのほか、人に報告して褒めてもらうといった方法もあるらしいですが、「一緒に頑張る仲間を作る」のところでも話した通り、他人に褒められても何も感じないのは既に分かっていたので、ゲーム化してみる際には試しませんでした。
試してみた結果
最初は楽しいですが1週間で惰性になり、2~3ヶ月くらいしかもちません
そもそも、楽しくて努力を厭わなくなるはずのゲーム達からして、普通に飽きるんですよね。
最初は「楽しい!新鮮!」と思っていたとしても、やっていくうちに「ワンパターン、マンネリ…」と思っていってしまうのは自然なことだと思います。
ゲームの持つ要素が変わったのではなく、受け取る方の感じ方が変わってるんですね。
ただ、物事を始める際に2~3ヶ月ほどの時間を稼げるのであれば、運が良ければ習慣化することができます。
習慣化しなかったとしても、アプリを使っている間にタスクをこなしていたのは確かなので、アプリを使う前に比べてタスクの熟練度が上がっているはずです。
物事に慣れれば、それだけ実行が楽になって継続しやすくなるので、そういった意味でとっかかりとしてアプリを使ってみることは普通にオススメです。
タスクをアプリに入れる際に、必ず言語化もしなければいけないので目標を可視化するのにも役立ちます。
「LifeUp」については、どういったアプリなのか、どんな魅力があるのかを画像付きで解説した記事があるため、良ければそちらもご覧ください。
Habitica: タスクをゲーム化しよう
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LifeUp:Gamify To-Do | 習慣形成とタスク
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環境を整える
概要
努力するための環境を整えることで、努力を継続できるようにしようという試みです。
例として、
- 努力する際の場所を固定する(例:部屋の中に仕切りを立てて、別途勉強スペースを作成する)
- 一緒に頑張る仲間を見つける(既に解説済み)
- 全く知らない環境に身を置く(例:英語学習のために留学してみる)
- 努力する場所を快適にするよう工夫する(例:自分の部屋にクーラーをつける)
など、多種多様なやり方があります。
試してみた結果
効果のある方法ではありますが、自分がどの程度の負荷までなら耐えられるのかをよく把握しておく必要があります。
例えば、今までの生活は基本変えずに、もともと週1でカフェに行くからそこで勉強してみようということなら、負荷は少なくて済みます。
今までの習慣の中に、新しく1つ追加するという形であったり、普段使っている部屋をより居心地の良い空間にして物事を頑張りやすくするといった試みであれば、普通に効果はありますしオススメです。
ただ、「心機一転!引越して、今までとは違う人生を…!」みたいなやつは危険です。
そもそも、新しい環境に慣れることそのものが負荷と言うか、努力の一貫ですよね。
そこに更に「今までとは違う自分になるぞ!」とか言って、そういうセミナーに参加したり、色々始めてみたりしようものなら普通にぶっ倒れます。
ちなみに、私の過去の実体験です。
私に限らず、元々頑張れないタイプの人間の中には、それが不味いことであるのは自覚しているのでどうにかして直したいって人も少なからず居るはずです。
で、どうせ頑張るなら心機一転、今までの自分を何もかも塗り替えて華麗に変身を遂げたいわけですね。
無理です。人はそんな急に変わりません。
倒れてしまったあと、また動けるようになるのに1~2年費やす羽目になったので、同じような考えを持っている人が居たら本当に考え直した方が良いです。
どうしても周りの環境そのものを変えたいのであれば、まずはその環境に慣れること「のみ」に注力し、完全に日常といった感じになってから改めて1つずつ努力していく感じが良いです。
急に自分を変えるのでなく、ちょっとずつ変えていって気づいたらそこそこ変わっていたという状態を目指すようにしましょう。
実際に試してとても効果があった方法3選
何故その目標を達成したいのか目的を明確にする
概要
先程の「目標を具体的に設定する」でも軽く触れましたが、そもそも何故自分はその目標を立てたのか、目的をハッキリさせようという試みです。
目的をハッキリさせずに最初から目標を立てた場合、ありがちなのが「それ他の方法で良くない?」となること。
例えばお金を稼ぎたいから「ブログを書こう」という目標をたてたとします。
でも、お金を稼ぐだけなら短期バイトやせどり、給料の良い所への転職など、代替手段はいくらでもあるんですよね。
お金を稼ぎたい「だけ」なら他の手段をとっても良いわけです。
ただ、そこに
- 寝転がったままでも稼げるやつが良い
- 人と関わらなくても済むやつが良い
- 頑張るタイミングを自分で決めれるやつが良い
といった条件が重なっていくと、「それならブログがいいかも」となる。
どういった「目的」を達成したいのか
「目的」を達成するにあたって譲れない「条件」は何か
この2点を明確にすることで、手段となる目標も自ずと絞られてくるはずです。
試してみた結果
とても効果のあるやり方です。
というのも、「頑張りたいとは思うけど、1ミリも努力できない…」と悩んでいる時って、大抵自分にとって耐え難い苦痛を内包しているタスクを消化しようとしてる時なんですね。
なので、目的を達成する手段から、苦痛を徹底的に排除し、「ちょっと気が向いたからやるか」くらいのノリで頑張れるようにデザインしていけば意外とどうにかなります。
もちろん、完璧に自分の条件を満たすやり方が存在しない場合もありますが、それでも苦痛のうちの大半が取り除かれるだけでも感覚は違うはず。
そのため、試したことの無い人はぜひ
- どういった「目的」を達成したいのか
- 「目的」を達成するにあたって譲れない「条件」は何か
この2点について、考えてみてほしいです。
コーチやメンターをつける
概要
コーチやメンターなど、努力したい分野に詳しい人に教えを乞うことで、物事を継続しやすくしようという試みです。
その分野に対する効率的な努力の方法が学べるのはもちろん、人との約束なので迷惑をかけたくないというモチベーションが生まれたり、お金がある程度かかるので払ったコスト分を取り戻したいという欲が働いたりと、色々な観点で物事の継続を助けてくれます。
お金が結構かかるのがネックですが、自力でやろうとして何度も失敗することを考えれば、コストに見合ったパフォーマンスはあると感じます。
試してみた結果
とても効果があります。
もちろん、自分に合ったところを見つける必要はありますが、1人で努力するのに比べて効率が段違いです。
個人的には、苦手分野ではあるけど努力できれば高い恩恵を受けられるようなもの、勉強であったり運動であったり、そういった分野に取り組むにあたり、コーチやメンターは特に高い効果を発揮すると感じます。
というのも、苦手分野は情報を自分で仕入れようとしても脳が拒絶しますし、出来ることなら労力を割きたくないと感じるので、独力でどうにかしようとすると著しくパフォーマンスが落ちます。
その点、わざわざその分野のコーチやメンターになる人はその分野が好きで得意、おまけに人にも教えたいからなっている人がほとんどです。
つまり、どうやったら効率よく成果を出せるかとか、苦手な人でもどうにかなる方法はどれなのかとか、そういったことを私たちよりも多くのリソースを割いて考えているわけです。
自分で何もかも考える手間を考えれば、その分野についてたくさん考えてる人に教えを乞う方が効率的でしょう。
逆に、得意だったり好きな分野だと、情報の飲み込みがスムーズだし、日常で無意識に学びを得ていることも多いので、独学でも割とどうにかなる印象です。
最近だと無料で良質な情報を載せてくれるサイトが増えたため、ある程度その分野に素養があってインプットが苦にならなければ、そこに載ってる情報をもとに物事を始めるのも全然ありだと思います。
何にせよ、人に頼むのはそれなりのお金がかかるため、自分のお財布事情とも相談してどうするのか決めるのが良いでしょう。
得意分野に関する努力をする
概要
自分が得意だったり興味のある分野は、そうでない分野に比べて習得が早くなる可能性が高いため、それに関する努力をすることで成果を挙げていこうという試みです。
得意分野で目標を達成することで、自分でも努力は出来るんだという成功体験を積んだり、他の分野も挑戦してみたいというやる気を得たりして、好循環な流れを作りたいわけですね。
試してみた結果
とても効果があります。
特に元々頑張れないタイプの人間にとっては最重要事項といっても過言じゃないです。
だって、得意分野の努力と苦手分野の努力を比べてみた時に
得意分野 | 苦手分野 |
---|---|
体力、精神力をあまり使わない | 体力、精神力をとてつもなく消耗する |
少ない努力で高い成果を出せる | たくさん努力しても低い成果しか出せない |
高いパフォーマンスをだせるからやってて楽しい | パフォーマンスが低いのでやっている時とてもしんどい |
他人からの承認を受けやすい | 他人からの承認を受けにくい |
これだけの違いがあるわけです。
どちらの努力がコスパが良いか一目瞭然ですね。
特に、直接的・間接的に「お金を稼げるようになる」のが目的の努力である場合は、絶対に自分が楽にできる得意分野を選ぶべきです。
苦手を克服して、苦手分野を仕事にしようとするのはリソースの無駄です。
私たちみたいな人間は、ただでさえ精神力や忍耐力などのリソースが普通の人以上に少ないのですから、その少ないリソースを効率の良い分野に集中させなければ出せる成果も出せません。
自分が苦手な分野を、好きで得意な人間なんていくらでも居るのにそのフィールドで戦おうとするのは愚の骨頂です。
苦手分野をたくさん頑張って、人並みくらいのパフォーマンスを出せるようになっても客観的な強みにはなりません。
しかし、得意分野であれば同じ努力量を注いだ時に客観的に見ても強みと言えるものを手に入れられる可能性が高く、それを拠り所に生計をたてられる可能性も出てきます。
実際に自分の感じている負荷がどうであろうが、高い成果さえ出せていれば他人はそれを魅力的に感じ、対価を払おうとするのです。
もちろん、苦手分野の努力も最低限、社会性を損なわない程度に必要であるとは思います。
例えば、見通しを立てるのが苦手でしょっちゅう遅刻したり締め切りを守れなかったりすると、職を失ったり、信頼を失う恐れがあり、人生に多大な影響が出てきてしまう可能性が高いです。
その場合、遅刻しない対策や締め切りを守る対策は苦手分野だろうが頑張る必要があるでしょう。
逆に、人に多大な迷惑をかけないタイプの苦手分野であれば、よほど強い決意でもない限り努力する必要性は薄いです。
苦手分野は、それが得意な人達に任せておけば良いのです。
もちろん、お金稼ぎとか関係なくどうしてもそれを趣味にしたいとかであれば話は別です。
その場合、先程も伝えた通り自分に合うコーチやメンターをつけて、自分なりのペースで頑張っていけば良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまで、私が実際にやってみた努力するための試みをまとめて、実際どうだったかを伝えてきました。
共感できるところ、できないところ、色々とあったと思います。
私がこの記事を通して1番伝えたかったことは、巷で言われている努力のやり方というのは万人に当てはまる方法ではないということです。
私が今回ピックアップした努力するための方法は、そのほとんどが複数媒体にて記載されている「効果がある」と言われている方法です。
それでも、これだけ効果のないやり方があります。
では、それを試した結果が無駄であったかと聞かれるとそうでもなく、たくさんの試行を通じて自分の成功パターン・失敗パターンを言語化できるようになったおかげで、それなりに頑張れる今の自分があります。
なので、今回挙げた中に自分がやったことのないやり方が含まれていたのであれば、とにかく試してみれば良いと思います。
それが成功でも失敗でも巡り巡ってあなたの助けになるはずです。
別記事にて、私なりに考えた努力できない理由とその対処法について記載しているので良ければそちらも見てみてください。
今回はここまでとなります。
ここまで見て下さりありがとうございました。