こんにちは。ダルネムーチョです。
皆さんは、「何かに対しての努力を続けたいんだけど、続かないなぁ。好きなことですら2~3ヶ月も続けば良い方だ」といった悩みはありませんか?
私自身、現在進行形でそういった性質を抱えています。
好きなことですら、続けて努力していれば飽きてしまうのです。
そういった人のために、巷では「どうやったら努力を続けられるか」といった発想で、やり方を書いてある記事がいくつも見られます。
実際、過去に私も努力できない時の対処法をブログに載せていたりしてました。
しかし、今回お話したいのはそういったアプローチとは別で、そもそも努力を絶え間なく行う必要はなく、しんどければ一旦離れてみても良いのでは?というお話です。
私は今まで、「年単位で努力し続け、成果を残せたもの」は何一つ存在しません。
しかし、「1~6ヶ月ほど続けて飽きたら辞め、気が向いたらまた1~6ヶ月ほど続けた結果、成果を残せたもの」は複数存在します。
努力している間、真剣に考え取り組んだことは時間が経っても割と覚えているものです。
努力が「はじめから」ではなく「つづきから」になることで、前回より先に進めるようになり、同じ期間の努力でも挙げられる成果が違ってきます。
努力が1度に続かないのであれば、何回かに分けて続ければ良い。
そんな話を今回はしていきたいと思います。
- 努力が長期間続かない人
- 自分の強みが欲しい人
- 現在進行形で努力しているけど飽きてしまった人
続けることは大事だが、おざなりになっては意味が薄い
まずはじめに、物事は続けることが大事だというのはその通りです。
色々な人たちが言うように、物事は続ければ続けるほど練度が上がって、成果を挙げやすくなってきます。
しかしそれは、「きちんと戦略を立てて、今よりも良い状態になるよう練られた」努力であればの話です。
物事を継続できたというアリバイ作りのために、低いモチベーションでおざなりに行われる努力は、物事の習熟においてほとんど意味を成しません。
例えば、毎日何かしらブログに関することをするという目標があったとします。
そういった時「今回はSEOをより意識して書いてみよう」とか、「過去の記事をより分かりやすくしてみよう」など、頭で考え試行錯誤を繰り返す努力には価値があります。
しかし、「めんどくさいから、適当に下調べせずに書くか〜」とか、「今日は過去の記事の装飾をほんのちょっとイジったから目標達成♪」など、特に思考を使わず、継続できたという満足感だけ追っている状況では何年経とうがクオリティの高い記事を書けるようにはならないでしょう。
意味の薄い努力を1年続けるくらいなら、意味のある努力を1ヶ月続ける方が有意義です。
もし今あなたが意味の薄い努力しかできなくなっている、それだけモチベーションが下がっている状態であれば、1度その分野の努力から離れた方が良いかもしれません。
その状態で継続を目的にした努力を続けても、その分野を強みに成長させるのは難しいです。
経験上、ある程度以上自分に向いている分野であれば、1度離れてもまたやりたくなる時が来ます。
また頑張りたくなった時に改めて、「つづきから」試行錯誤して努力していけば良いのです。
1度飽きても「また」やりたくなるものを、やりたくなる度努力する
1度飽きても定期的にやりたくなってくるものは自分の性に合っている分野である可能性が高いです。
なのでそういった分野を、やる気が起こる度に繰り返し努力していくことで、気付いたら自分の強みと呼べるまでに成長していることがあります。
さすがに、2~3日程度の努力では厳しいですが、1ヶ月以上続けられるようなものであれば、飽きるまで努力する度にその分野に対する習熟度が上がっていきます。
前回までの経験値があるのはもちろんのこと、その分野から離れている間に自分の能力値も成長している場合が多いので、ダブルで成長を感じられるという訳です。
実際、そういったやり方でいくつか続けられているものがあるため、ここからはその中から2つの例を紹介していこうと思います。
これくらい緩くて良いのかというのを感じ取っていただければ幸いです。
断続的な努力の結果、成果が挙がった例
ハースストーン
ハースストーンというのは、ブリザード・エンターテイメントという会社が提供するデジタルカードゲームです。
知っている人は「シャドウバース」をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
自分の作ったデッキで相手と対戦し、デッキの中のカードを駆使して相手の体力を0にするゲームであり、1ヶ月ごとにリセットされるランクシステムが搭載されています。
私は、2016年の冬頃から約8年間このゲームを続けており、今までに6回ほど最高ランクであるレジェンドに辿り着きました。
調べてみたところ、レジェンドに到達する人の割合は0.5%ほどらしいので、私はその6回において、200人に1人の腕前だったというわけですね。
それでは、私が最初からカードゲームが上手かったのかと聞かれれば決してそんなことはありません。
最初の方はランクシステムの下位20%辺りのところから延々と抜け出せず、負ける度に「自分はミスしていない。運が悪かった」と嘆いていました。
だいたい1度に2~6ヶ月ほど続け、飽きて一旦離れ、半年から1年後くらいにまたやりたくなり…といったサイクルを繰り返すうちに、自分の到達できるランクがどんどん上がっていったのです。
ランク戦の勝ち方や今強いデッキは何か、強い人は何を考えているかなど、サイクルを繰り返す度に様々な知識を身につけていきました。
そうして、2018年の春に初めてのレジェンド到達。
その際は15日から30日までの間、毎日12時間そのデッキを回し続け、30日の夕方にようやくといった感じでした。
到達までに200戦以上かかったのを覚えています。
しかし、2回目、3回目とレジェンドを取るごとに必要だった戦闘数が少なくなっていき、直近で取った2023年4月の段階では、わずか40戦ほどでレジェンドに辿り着きました。
もちろん、環境上位のデッキと自分との相性が良い時だけレジェンドを目指しているから、というのはあるのですが、それにしても半月かかっていたのが2〜3日で辿り着けるようになったのは大きな成長であると思っています。
私はこのゲームを文字通り8年ずっと続けていた訳ではありません。
飽きては休み、また気が向いたら努力するのを繰り返していたので、実働でいうと3~4年程度でしょうか。
それでもここまで辿り着けます。
「そうはいっても所詮ゲームでしょ?」って人もいると思うので、もう少し実用的な分野でもう1つ、この手の話をしていきたいと思います。
タッチタイピング
私は小学生の頃、タイピングゲームにハマっていました。
寿司打や夜の森など、無料で質の高いゲームを気が向く度に遊んだ結果、1秒間に4キー打てるくらいの速さで文字を打てるようになっていたのです。
ただ、キーボードを見ないで文字を打つ、タッチタイピングがどうしても出来ませんでした。
出来るようになるために、速度を考慮せずキーボードを見ない状態で打つ練習はしたのですが、速度を落としても1割くらいはミスがある状態。
途切れ途切れとはいえ、1年くらいそれを続けていたある日、パソコンが壊れてしまいました。
私の実家はそこまでお金のある方でもないのでパソコンの購入は後回しとなり、強制的に2年間ほどキーボードに触らない日々が続いたのです。
そして2年後、新しいパソコンがやってきたので、またタッチタイピングの練習をしようとしたところ、何とビックリ!
2年間、全く練習していなかったにも関わらず、タッチタイピングが出来るようになっていたのです!
原因は未だに分かりません。
ただ、私が思うに、当時努力のモチベーションはだいぶ下がってしまっている状況だったため、そこから一旦離れて、脳を整理できたのが功を奏したのではないかと思っています。
今回はタイピングを例に出しましたが、他にも、頑張っている間はできなかったのに時間を置いてやったらできるようになっていたものはそれなりにあるので、経験則として煮詰まったら一旦その分野から離れるのは有効な手段であると感じます。
まとめ
今回は、努力が続かないことに悩むのであれば、一旦離れて努力したくなったらまた頑張れば良いのではないかといった件についてお話しました。
世間では、休まず続けることが美徳と捉えられがちですが、それがしんどいと感じる人も多いはず。
ずっと努力を続けていくってやり方だけでなく、こういうやり方もあるんだよってことが今回伝えたかったことなので、この記事を読んで参考にしてくだされば嬉しいです。
以上となります。
ここまで見て下さりありがとうございました。